
こんにちは、広報担当のHです。
皆さん、「コールドプレスジュース」ってご存知ですか?
最近よく耳にしますが、話題のスムージーや市販の野菜ジュースとは違うものなのでしょうか?
もし違うなら何が違うのか気になりませんか?
市販の野菜ジュースは安いけれど、スムージーはちょっと高め、でもコールドプレスジュースはさらに高くて、ジュース1杯でランチを食べることができてしまいそう。
値段が高いからには理由があるに違いないと思い、ワクワクしながら「コールドプレスジュース」について調べてみましたのでご紹介しますね。
素朴な疑問シリーズ:「コールドプレスジュース」って何?
1)コールドプレスジュースって何?
「コールドプレスジュース」とはスロージューサーという電動式ジューサーでしぼったジュースのことです。
スロージューサーは、低速で回転するスクリューで、熱を加えず(コールド)果物や野菜に強い圧力をかけて(プレス)、果汁を抽出することができるジューサーです。
従来の一般的なジューサーやミキサーは高速で回転する刃で果物や野菜を切り刻みます。
その際、摩擦熱により、野菜や果物の酵素やビタミンなどが破壊されてしまい、空気に触れて酸化し、栄養素が失われてしまいます。
ちなみにジュースを作るためにはジューサーを、スムージーを作るためにはミキサーを使います。
そして、ジューサーには高速とスローという2つのタイプがあります。
高速ジューサーでできるのが「フレッシュジュース」、短時間でジュースが作れますが、すりおろす際に発生する摩擦熱のためせっかくの栄養分、酵素が壊れてしまいます。
より栄養価が高いフレッシュジュースを作るためにスロージューサーを使い、低速回転で熱を加えないで搾り出したものが「コールドプレスジュース」です。
2)栄養成分を破壊することなく果汁を抽出…スロージューサー
スロージューサーは材料を磨り潰し、圧縮をかける製法のため、おおよそ75~160回転/分という低速回転で時間をかけて搾り出します。
果物や野菜の栄養成分を破壊することなく、果汁を抽出することができます。
特に、酵素は消化や代謝をよくするために必要な栄養成分です。
通常は体内で作り出されるものですが、年齢を重ねるにつれて減少してしまいます。
そのため体外から摂取することがとても重要となります。
しかしながら、酵素は繊細で、熱が加わることで壊れてしまいます。
健康な生活を送るためには、酵素のある食生活が欠かせないものになります。
野菜や果物から搾り出されたコールドプレスジュースには、その酵素がたくさん含まれています。
3)ミキサーで作るスムージー
そして、「スムージー」を作る際に使用されるのがミキサー(ブレンダー)です。
最近では、いろいろなところで話題となり、コンビニなどでも見かけるスムージ-。
スムージーとは、凍らせた野菜や果物を、丸ごとミキサーやブレンダーで混ぜたドリンクのことを言います。
野菜や果物は、皮の近くにたくさんの栄養があります。
皮をむかずにミキサーにかけることで、皮の部分の栄養も摂れ、野菜や果物の素材そのものの栄養を丸ごと取れます。
スムージには、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富で、サラサラのコールドプレスジュースとは違いとろりとしています。
そのとろみにより満腹感も得られ、朝食やダイエット中の置き換え食にも適しています。

4)コールドプレスジュースとスムージーは何が違うの?
コールドプレスジュースとスムージーの違いは何なのでしょうか?
スムージーは、野菜や果物を丸ごとミキサーでかき混ぜて、細かく砕いたものです。
食物繊維が残り、それがとろみのようになります。
が、コールドプレスジュースは、その食物繊維の繊維質を取り除いた果汁のみ、素材の水分だけを摂取することができます。
食物繊維は、取り除かれてしまいますが、胃腸への負担が少なく、消化へのエネルギーを抑えられ、デトックスができます。
栄養の劣化も遅く、酵素も壊れにくいという長所があります。
食物繊維の繊維質と満腹感を得たい場合はスムージーがお勧めですが、野菜や果物の栄養だけを手軽に摂りたいというときはコールドプレスジュースがいいと思われます。
コールドプレスジュースはサラサラとした飲み心地、じわじわと体にしみこんでくれます。
作り方は違いますが、どちらも野菜や果物に多く含まれている酵素をたっぷりと摂れます。
しかし、スムージーはミキサーにかけるため、高速回転による熱で酵素が壊れやすいという難点があります。
コールドプレスジュースは低速回転で圧縮をかけて搾り出すためスムージーに比べ、酵素を壊さないのでよりからだへの効果が期待できると思われます。
酵素をしっかり摂取したい場合は、コールドプレスジュースがお勧めです。
5)市販の野菜ジュースはどうなの?
市販の野菜ジュースはいかがでしょうか?
日本のジュースは、JAS法により、果汁100%のものでないとジュースとしての表記は認められていません。
市販の野菜ジュースには、濃縮還元のものと、ストレート製法のものの2種類があります。
濃縮還元とは、果汁から水分を取り除き濃縮したものに水、香料を加えて元の濃度に戻したものです。
ストレートタイプは果汁を裏ごししてジュースにしたもので、どちらも加熱・殺菌処理を行っています。
加熱することで熱に弱いビタミンC、酵素などの多くは壊れてしまうため後から栄養素として化学合成物が添加されています。
「レモン〇個分」のように書かれていても、それは後から添加された化学合成物のことで、合成されたビタミンです。
元々含まれている天然のビタミンとは違うものを意味しています。
そう言えば、「フレッシュジュース」、よくデパートの地下などにジューススタンドがありますが、その場で飲むことを前提に、殺菌処理をしていないもののことをフレッシュジュースと呼んでいます。
デパ地下や駅のスタンドでは、凍らせたフルーツと水と甘味料を入れてミキサーにかけて作っているのを見かけますので、自宅のジューサーで野菜と果物を使って搾るような、100%のフレッシュジュースとは違うのではと思います。

6)まとめ
市販のジュースは、コールドプレスジュースやスムージーの専門店で販売しているものとは「からだにいい栄養素」の部分では比べられませんね。
コールドプレスジュースとスムージー、この2つに関しては、それぞれ作り方が違うように、特徴も違います。
飲み方をきちんとわけ、自分の身体に合わせた飲み方をすれば無理なくヘルシーライフを送ることができそうですね!
「今回はコールドプレスジュースって何?」についてスムージーや市販のジュースと比べながらご紹介しました。
次回はコールドプレスジュースがなぜ人気なのか、その効果や飲み方などを調べてみたいと思います。
それではまたお会いしましょう!
