こんにちは、翔栄クリエイト・広報担当Hです。
「日頃から災害対策をして万一に備えましょう」などとよく耳にしますが「災害対策」って言われてもどうしたらいいかわからないですよね?
グッズも種類がたくさんあって何をどんなふうに揃えたらいいのか、キリがないし・・・。
被災された方々のニュースを見るたびに「大変だー」と実感し、災害対策しなければと思いながらも、日々の生活に追われつい後回しにしてしまう、お金もかかるしと思うと、しなければと思うだけでなかなかできないものです。
そこで今回は、災害対策グッズにまとめてみました。ご家庭の災害対策のお役に立てれば幸いです。
災害対策グッズについて調べてみた!災害時にはどんな備えが必要?
どんな準備が必要なのか?
被災する可能性は誰にでもあります。
でもだれもが、まさか、自分が?…被災するなんてことは夢にも思ってはいないのではないでしょうか?
しかし、いざというときのためにも、
- 自分や自分の家族を守るためにどうしたらいいのか?
- 災害対策グッズは何を買ったらいいのか?
- どんなものが必要なのか?
など、それぞれのライフスタイルに合わせて考えてみることはとても大切なことです。
自分ひとりのため…。
家族のため…。
特に小さな赤ちゃんやお子さんがいる場合、おじいちゃん、おばあちゃんがいる家庭、体の不自由な家族がいる家庭など、準備する基本は同じでもそれぞれの家族構成に合わせて、さらに準備が必要な場合もあります。
万一の場合どうするか、そのための準備は何が必要なのか?
など家族みんなで話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか。
それでは、まずは災害対策グッズ「基本の非常袋」といわれているものが、いったいどんなものなのか確認してみましょう。
「非常袋」よく耳にしますがどんなものかご存知ですか?
災害対策グッズといわれて一番に思いつくのが非常用袋。
今はオシャレなデザイン、スタイリッシュで、必要なグッズ一式がひとまとめになっている、見た目がよくて機能性も便利にまとめられたものが流行っているようです。
家に置いておくのにも、インテリア感覚で置けるものまであるようです。
もちろん、女性でも軽々背負える重さでコンパクトにまとめられています。
災害対策用の非常袋は、2種類の準備が必要といわれています。
「一次避難用」に直ちに家から避難する際に持って出る「持ち出し用袋」と「二次避難時用」といわれている、いわゆる体育館などの避難所で避難生活をするための「防災袋」です。
基本の【非常袋】
一次避難用の基本の非常用持ち出し袋は、その名の通り、一次避難に必要と思われるグッズ一式を袋(リュックの場合が多いです)に入れたものです。
代表的な収納内容は、
- 緊急用のホイッスル
- 圧縮袋
- 筆記用具
- 歯ブラシや綿棒
- マスク
- 携帯トイレ
- ポリ袋
- 紙皿
- プラカップ
- 割りばし
- 保存水
- 缶詰パン
- 救急セット
などで、水にぬれても大丈夫な生地でできた袋に収納されています。
非常袋もポピュラーになってきたので、安価なものは、1つ4,000円くらいからインターネットなどで購入できます。
1人に1つが基本ですが、家族でそろえる場合は、中身のグッズが重複しないよう2人用、3~4人用などと、家族構成に合わせたものもあるようです。
色々なタイプがありますが、避難する際に、両手が自由に使えるよう、背負う形を選んでおくと便利でしょう。
非常袋と一緒に、合わせてそろえておきたいものとしては、「予測できない落下物から頭を守るヘルメット」があります。
ヘルメットというと収納に困るイメージがありますが、今は、折り畳み式でかさばらないものがあるようです。
また、防災頭巾とヘルメットが一緒になったものなどもあり、頭だけでなく火の粉などから身を守ることも同時に可能になりました。
ヘルメットの他に、用意しておきたいものとしては、「割れたガラスなどから手を守る軍手」があります。
布製のものでも、ないよりはいいのですが、ガラスなどを触った際に手を怪我しないよう丈夫な素材を選んだほうが安心です。
そして忘れてはならないのが、暗いところを照らしてくれる懐中電灯や情報収集のために活躍してくれるラジオなどでしょうか。
どんなに慌てていても避難時には、スニーカーなど足を守ってくれて歩きやすい靴を履いて非難するようにしてください。
一次避難とはいえ、とっさの時、基本のすべてを持って逃げるためには、日頃から家族同士で話し合い、だれがどれを持っていくなど担当を決めておくなどの工夫が必要そうですね。
【防災袋】避難所生活編
避難所で生活する覚悟
震災時によくニュースなどで様子が映されたりしますが、避難所って?実際のところどんな感じなのかなんて体験したことがないとよくわかりませんよね。
お水や毛布が配られ、炊き出しの食糧やおにぎりなどが配布されている様子は良く目にしますが、実際の避難所は、学校の体育館のようなところが多く、被災したからといってすぐに物資が届くわけではありません。
しかし、災害は突然やってきます。
これからご飯食べようと思ったときだったからお腹ペコペコだったり、お風呂に入るところだったから身体がベトベトなんていうときでも、即座に逃げなければなりません。
以前、町内会の行事の避難訓練で学校の体育館で夜をすごす体験をしたことがあります。
その時は、緊急性も感じていなかったのでキャンプのようにワイワイガヤガヤと楽しんでしまいましたが、実際はそんなもんではありません。
緊急時に起こると思える状況を正確に判断し瞬時に行動する必要があります。
避難所で送る生活がどんななのかを想像し、避難所生活のための持ちこむべきものを知って、避難所で生活するための防災袋を準備しておくことはとても重要なことです。
避難場所と避難所は異なる?
似たような言葉で、避難場所と避難所という言葉があります。
よく、混同されるのですが、避難場所と避難所は違います。
地震や津波、大規模火災や台風被害、洪水などが発生した際に基本の非常袋を持って一時的に避難する場所、いわゆる緊急避難所が避難場所です。
これに対し、避難生活を送る場所のことを避難所と呼びます。
災害により、とりあえずは直接の危険を避けることができた、とはいえ、倒壊や浸水などの危険の可能性があるために自宅に戻れないなどの事情により仮に滞在をする、避難生活をする場所、それが避難所です。
前にも述べましたが、避難場所には、学校の体育館や村の公民館が利用されることが多いと思われます。
災害が起きた直後はきっと多くの人が集まり、あふれかえり、狭い廊下などで生活しなければいけないかもしれません。
仕切りもなくプライバシーもなくの状態にお互いのトラブルも多いかもしれません。
避難所の備蓄品も充分ではない場合も多く、食料も水も家族全員が満足できる量が配布されることは少ないと思うべきでしょう。
被害が大きくて道路が閉鎖されてしまい、交通が断絶されてしまうなどということになるとしばらく物資も届きません。
寝具も段ボールがあればよいと考えましょう。
仮に避難所に毛布があったとしても全員に行き渡るとは思えません。
暖房、冷房などの空調も完全ではない場合、もしくはその設備すらない場合が多いでしょう。
避難所生活で何が必要になるのか?
避難所では食糧や水も十分ではない可能性があります。
飲料水はミネラルウオーターがお勧めですが、一人1日2Lが必要とされています。
食糧は火器が使用できない場所と考え、水を入れるだけで戻せるアルファ米や、温めのいらないレトルト製品、缶切りを使わず開けられる缶詰など、最低でも1~2日分は、自分と家族の分を持ち込んで避難生活を送れるよう準備する必要があるでしょう。
ただし、油の多いものは、胃がもたれてしまうので避けた方が無難です。
また、匂いの強いものや、音がなるおせんべいのようなものは周りへの配慮(中には食糧のない方もいるかもしれません…)として避けたほうがいいと思われます。
避難所生活での一番の問題は、トイレではないでしょうか?
被災者数とトイレの数を比べた場合、足りない場合が多いでしょう。
仮設トイレを設置してもらえるのは、災害が起きてからずっと後のことと思った方が無難です。
長い行列に並ばなければいけないため、トイレに行きたいときに行くこともままならず、また水分をとるのを制限してしまうなどして、体調を崩してしまう人も少なくないでしょう。
暖をとるためには、エマージェンシーブランケット(アルミ箔をはったかさばらないけど温かいもの)などがあるといいと思います。
できるだけ、ガサガサ音がしないものがお勧めです。
ただし、冬場の寒い時期には限界があるので、できるだけ重ね着ができるような衣服を準備しておいたほうがいいでしょう。
衛生品も必要です。
- 歯磨きセット
- チリ・ホコリや風邪予防にマスク
- お風呂に入るのもままならないので身体を拭くシート
- 水なしで髪を洗えるドライシャンプー
家族構成によっては、
- 赤ちゃんのためのオムツやミルク
- おじいちゃん、おばあちゃんのための入れ歯やお薬
- 女性のための生理用品
など自分の家族にとって必要なものを、日頃から考えておき、家族を守りたいですね。
避難所では何が起こるかわからないので、これで大丈夫と思える準備をしておくことは、なかなか難しいとは思います。
しかし、自分たちだけでなく周りの人にも手を差し伸べられる…そんな余裕が欲しいですね。
防災グッズの選び方は?
ここまでは、基本的な防災袋について見てきましたが、ここからは、実際に災害対策グッズは、
- 何を?
- どんなふうに?
- 選んで備えておけばいいのか?
詳しく考えてみましょう!
実用だけでなくホッできるものも
前述の通り、避難所での生活では、食糧は火器を使用できないことを考える必要があります。
その点では、水で戻せるアルファ米や温めのいらないレトルトや缶詰などがお勧めと記しましたが、アルファ米などは日頃食べませんよね。
非常時とはいえ、食べなれていないものばかりでは、反対にストレスにもなります。
好きなお菓子や食べなれたもので、常備食として代用できるものなども一緒に災害対策グッズとして防災袋に入れておくのもいいのではないでしょうか。
昔ながらの「ビスコ」や「サクマのドロップ」も長期保存ができる防災グッズ用に販売されています。
甘いものにホッとできる瞬間が味わえるかもしれません。
温かいものが食べたければ、火を使わずに加熱ができて食品を温めることができる「モーリアンヒートパック」などというものもあります。
これは水を入れれば発熱する優れものです。
「モーリアンヒートパック」のような火を使わずに加熱できる道具を使えば、非常食でも冷たいままではなく、あたたかな食事が期待できます。
食事はやはり、温かくないと食べていてもちょっとむなしくなりますよね。
避難所でのいつもと違うあんちょこな食事でもあったかいだけでホッとする一瞬を味わうことができます。
消費期限のチェックを忘れずに
気を付けなければならないのは、防災グッズに入れたままになってしまいがちの食糧や水の消費期限です。
こまめにチェックしておかないと、いざというときに期限切れで飲めない…、食べられない…なんてことになりかねません。
製造日の古いものは、普段の生活に使い、その分、新しく買い足すなど、常に必要な量の備えがある状態をキープしておく、いわゆる「ローリングストック」を心掛けてくださいね。
長期保存できる食糧を選ぶのもコツ、防災用の食糧は5年~長いもので10年なんて言う長期保存可能なものがありますよ。
ミネラルウオーターも防災用の長期保存可能、7年保存可能な保存水、なんていうのがあります。
ですが、逆に水は、市販のミネラルウオーターのほうが経済的かもしれません。
アルファ米のような普段あまり食べないものと違い、ペットボトルのミネラルウオーターは日常家庭でも飲む方は多いのではないでしょうか?
入れ替えが面倒なんて言わずに、市販のミネラルウオーターを多めにストックしておき、使っては買い足す、ローリングストックを心掛けてはいかがでしょうか?
市販のものに比べ、防災用の保存水はちょっと高価になってしまうので、もちろん、長期保存ができるのだから仕方ないとは思いますが。
ただ、個人的な意見ですが、7年も保存できる水をそのまま飲むのも勇気がいりますよね?と思ってしまいます。
備えておきたい非常用品
ここまで基本の非常袋や避難所生活用の防災グッズについてお話ししました。
災害対策グッズは、災害発生から支援が届くまでの間、生き抜くためにも自信で備えておかなければいけない、その重要性がよくわかりました。
最低限必要なものを、無理なく持って、避難できる重さであるかも再確認しておくことも重要です。
それでは、さらに備えておきたい非常用品とはどんなものでしょうか?
貴重品
貴重品の通帳や印鑑は、すぐ出せるところに置いておくことが大切です。
また、身分証明書や保険証などのコピー、現金(現金は紙幣だけでなく硬貨も用意しておくと便利です)なども備えておきたいところです。
防臭袋
排泄物や使用済みのオムツ、生活生ごみなど不快な匂いをシャットアウトできるので大変便利です。
異臭で具合が悪くなるなどということがないように、こういった準備もしておきたいですね。
非常用トイレセット
防臭袋に、凝固剤と汚物袋がセットになった非常用トイレ、断水などですぐに処理ができない時に、トイレに置いてそのまま使用できるものもあります。
縛っておけば匂いも防げて不衛生にならないよう配慮できます。
寝具
先ほど、暖を取るための毛布は、かさばらない保温アルミシートのようなもので充分とお話ししました。
しかし、避難生活が長期になることを想定すると、段ボールの上で寝るのはしんどくなること間違いありません。
余裕があれば膨らませるだけのエアベッドやエア枕などがあると避難先でも質の良い睡眠がとれ快適かもしれません。
女性のために
更に女性の場合、衛生用品や生理用品などはもちろんですが、合わせてホイッスルや防犯ブザーなどは常備しておくことをお勧めします。
災害時には、性犯罪などの危険性が高くなるため防犯用には必需品です。
100円ショップでOK!お勧めの代用品
災害対策グッズについて必要性はわかってきましたが、全て専用のものでそろえるのも、なかなか大変です。
しかし、全てが、災害対策用として専用のものを買うべきか?というと、必ずしもそうというわけではありません。
実は、100円ショップで充分代用できるものはたくさんあります。
ライトやコンパス、防災笛用のホイッスル、ごみ袋、着火燃料など、最近では防災グッズ特集などとしてコーナーを設けている100円ショップもあるくらいです。
ただ、防災笛と100円ショップのホイッスル、使用目的は同じですが100円ショップのホイッスルは鳴らすのに、かなり肺活量が必要です。
ガレキに埋もれた状態など、体力が消耗しているときには鳴らすことが難しい場合もあります。
防災用の防災笛は、少量の息でも気づいてもらいやすい音が出るよう工夫されています。
こんなところはさすが防災用なのです。
その一方、意外と役に立つのがペットシーツ、普段ペットに使用しているシーツです。
高吸水ポリマーが含まれているのでオムツの代わりになったり、お湯やお水を含ませて湯たんぽや冷却シートの代わりに使用したりすることができます。
更に便利なのが食品用ラップ。
食品を包むだけでなく、お皿の代わりにしたり、身体にまけば保温効果で防寒にも、負傷した際は止血もできます。
このように実際の用途以外にいくつも利用できる可能性があるものを揃えることも、災害対策グッズを選ぶコツかもしれません。
災害対策は日頃の準備が大切
災害対策グッズ…これが揃えば全てとはなかなか言えません。
例えば、全く不要と思っていたゲーム機などが、長い避難所生活ではストレス発散となるいい道具になったり、食事の調理に必要と思われたガスコンロは、実際は火が使えない場所のため使用できなかったなんてこともあります。
いいと思っていたものがダメで、いらないと思っていたものが意外と便利なんてことが、実際に避難生活を送った人でないとわからない場合もありますね。
また、家族構成により必要なものが違ってくるので、全員が同じものを揃えればいいというわけではありません。
家族で話し合い、必要と思える災害対策グッズをピックアップし、日頃からチェックリストを作ってみましょう。
消費期限なども追記しておけば一目瞭然、定期的に点検することで、漏れのない自分と家族のためのオリジナルの災害対策が可能になるかもしれません。
私の災害体験記…東日本大震災(2011年3月11日)
実際の被害状況
今から9年前のことです。
2011年3月11日14時46分頃に、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
宮城県栗原市で震度7。
宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など、東北地方の広い範囲で強い揺れが観測されました。
さらに太平洋沿岸を中心に高い津波が押し寄せ、集落がのみこまれ、何回も何回もニュースで流れたあの恐ろしい光景には誰もが恐怖におびえたことでしょう。
最初は何が日本に起きたのか信じられず、本当に恐ろしく、理解するのに時間がかかるそんなぞっとする映像でした。
私が住んでいる横浜でも、震度5強の揺れがありました。
大地震が起きた直後、停電になり、その日の横浜の夜が真っ暗だったこと今でもはっきりと覚えています。
職場で地震にあい、帰宅困難に
私は職場で地震にあいました。
そのうち動くだろう…などと安易に考えていた電車でしたが、その日は動かず、駅で足止めに。
歩いて自宅に帰るには遠すぎて、帰宅困難者マニュアルなどを見ると人が歩いて帰宅できる距離は10キロまでと後で知りました。歩いて帰ろうなんておもわないで正解でした。
真っ暗な中歩くなんて自殺行為です。
その日、駅前はまだ少し灯がありました。
しかし、少し離れると信号も断絶され、どこから車が来るかもわからない道路、真っ暗で何も見えない、携帯のライトを頼りにやっと歩ける状況でした。
すでに出遅れたか、駅前のタクシー乗り場は駅前の歩道橋を一周するほどの半端ない行列…。
とてもではないけど、寒い中、自分の順番が来るまで並べるとは思えませんでした。
だんだん日が暮れるにつれ、駅から離れると人の気配もなくなり、灯一つない真っ暗な街をひたすら暖を求めて歩き続けました。
多分線路沿いを一駅くらい歩いたと思います。
やっとの思いでたどりついたビジネスホテルは、すでに満室で空きはありませんでした。
何人かの人がロビーで待機していました。
ホテル側はロビーでの滞在を快く受けてくださっているようで、私もその集団に加わって朝を迎えたものでした。
無料で貸し出された毛布にくるまり、お水やカップ麺を食べ、こんなにも他人のやさしさを心底感じたことはありませんでした。
今でも本当に感謝しています。
寒い中温かい場所で夜をしのぐことができたのですから。
懐中電灯の灯で過ごした小学生の娘
当時、私の娘は小学生でした。
高学年とはいえ、母子家庭のため一人で過ごす母のいない夜は初めてでした。
いつも一緒にお風呂に入り、一緒に寝ていましたからね。
帰ることができないので近くの祖母の家に行くよう伝えても嫌がり、駄々をこねられ、困ったものでした。
横浜の自宅周辺の停電は夜中まで続き、ずっと暗い中、懐中電灯の灯で過したと聞いています。
私が避難させてもらったホテルには予備電源があったのでしょうか…。
暗いながらもほんの少しですが、灯はありました。
祖母と一緒とはいえ、真っ暗な中、娘には心細い思いをさせてしまいました。
後から聞いた話ですが帰宅困難になった働くお母さんはたくさんいたようで、娘の友達の中には、たった一人で暗い夜を食事もしないで過ごした子もいたようです。
その子たちにとってこの夜はつらくて寒くて心細く、忘れることのできない恐怖と戦った夜になってしまったことでしょう。
食料も買えず、計画停電が不安な日々…
地震の翌日は土曜日、会社はお休みでした。
やっと動いた電車に乗って家にたどりつき、娘に会うことができたのは、お昼を過ぎたころだったと思います。
テレビで流れている津波による悲惨な映像と、福島原子力発電所が暴発し、放射能の危険が広範囲に広がっているとのニュースは衝撃的でした。
だんだん現実だと理解できた時にはとんでもないことが起きてしまったことを実感しました。
自宅周辺では運よく地震が起きた深夜には停電が解除されました。
しかし、翌日、食糧を求め買い物に行ったところ、スーパーやコンビニの物資はすでに消えており、パン一つ買えない状況が…。
仕事をしていると、買い物ができるのは夜になってしまうので、そんな日々が何日も続きました。
東京電力から計画停電という不規則な停電予定が発表され、鉄道も運転されず、物流も不安定、スーパーも正常な営業にもどるには時間がかかりました。
信号機も消えたまま…警察官が交通整理をしている様子を目にするようにもなりました。
計画停電というのは一日を3~4段階の時間帯に区切り、今日はこの地域がこの時間帯に停電、とその都度発表され停電が実行されます。
実際には、停電すると発表しても停電しない場合もありました。
いつどこの地域が対象となるのか発表になるまでドキドキし、昼間はともかく、夜間の時間帯、確か18時から22時などという時間帯だったと思います。
そんな時間に実施された地域では真っ暗な状態で過ごさねばならず、夕食もお風呂もままならないといった時間を過ごすしかありませんでした。
運よく自宅付近では計画停電が実行されることはありませんでしたが、中には懐中電灯やロウソクを使って営業しているお店もありました。
娘に対して申し訳ない思いが…
大人の私でさえ、一生に一度あるかないかの恐ろしい経験をしましたが、何より小さな娘にいやな思いをさせてしまったこと、寂しい思いをさせてしまったこと、母親がいないときに停電になり、電気がつかない真っ暗な家の中で独りぼっちになって何を考えていたのだろうと思うと、今でも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
真っ暗な中、独りぼっちで寂しい思いをした子供たち、現在9年が過ぎ、大人になり、そしてもしお母さんになっているのなら、自分の子供にだけはそんな寂しい思いさせないであげてくださいね。
あの時ああだったらよかったのに…など、自身の体験、停電で電気がつかない真っ暗な夜を思い出してみてください。
そして、万一の場合のためにどうしておいたらいいのか、自分のお子さんには同じようないやな思いをさせないためにも考えてみてください。
電気のない真っ暗闇の中で寂しい夜を過ごした経験があるからこそわかること、たくさんあると思います。
その経験はぜひ大事なお子さんのためにも活かしてくださいね。
避難生活、あわてないためにも!
災害はいつ起こるかわかりません。
いつ避難生活を強いられるかもわかりません。
日頃からどのように災害対策グッズを準備しておくといいのか、どんなものが避難生活に役立つのかなどをお話しさせていただきました。
では、災害対策用のグッズを揃えただけで安心していいのでしょうか?
例えば「電源」…。
電源の確保はどうしたらいいのでしょうか?
3.11震災の体験談を書かせていただきましたが、停電の恐ろしさを痛感しました。
家族や親せきに無事を知らせたいのに携帯電話の充電が切れてしまったら?
温かいものが食べたいのに、食糧をあたためたり、お湯を沸かしたりしたくても電源がなかったら?
日頃当たり前のように使っている電気ですが、電源がないと使えませんよね。
「避難所に行けば大丈夫だから」と思っていたらすでに満員…避難してきた人たちでごった返していて場所がない…避難所に入ることすらできないなんてことがあるかもしれません。
避難してきた人たちがそれぞれ避難時に持ち込んだ電化製品を使用してしまうので、ブレーカーが何回も落ちてしまって電気が使えないなんていうニュースを聞いたことがあります。
電源って重要ですよね?
電源って重要ですよね?
最近では災害時に備え、家庭用の発電機を購入する人が増えているようです。
ポータブルで便利だし、価格も手ごろになってきた発電機は一般家庭にも取り入れやすくなったようです。
防災や環境への意識も高まり、突然の災害を乗り切るために自身で電気が作れる環境を備えておくことの重大性をだれもが感じてきているようです。
これからは、家庭用の発電機を備え、災害時には自身で電源を確保することができるかどうかが避難生活をのりきる「鍵」となりそうです。
ここからは、そんな時の非常用電源として活躍できる当社製品について、宣伝を兼ねて、少しご紹介させていただきます。
災害時の備えとしてソーラー式ポータブル発電機「発電バリバリくん」をどうぞ
災害時の備えとして、翔栄クリエイトでは災害時やアウトドアなどのレジャーでも活躍するソーラー式ポータブル発電機「発電バリバリくん」をご提案しています。
安心と便利をいつもそばに…「発電バリバリくん」は持ち運びが可能な、アタッシュケース型の家庭用発電機です。
「発電バリバリくん」は、大容量のソーラーパネルを内蔵した家庭用発電機で、AC100V/50Hzの家電製品などを動作させることができます。
太陽光を活用しているので環境にもやさしい発電機です。
万一のことを考えて、日頃から充電しておけば、いざというときにはすぐに使えます。
さらに家庭用電源が使用できないときなど、災害時以外には非常用電源としても大活躍します。
「発電バリバリくん」は幅442㎜x奥行125㎜x高336㎜とコンパクト、重さは約9.2Kg、アタッシュケース型なので女性でも持ちやすいポータブルな発電機です。
コンセントを2口搭載しており、250ワットの出力が可能です。
メンテナンスも兼ねて、月に一度くらいは「発電バリバリくん」を日々の生活で使用すれば節電にもなります。
満充電の場合、LED照明なら約24時間、小型ラジオなら約16時間、スマートフォンなら約120時間の使用が可能です。
太陽光発電なら発電しながらの充電もできます。
避難所では、プライバシーが確保できないのでと敬遠される方も少なくありません。
ソーラー式ポータブル発電機「発電バリバリくん」があれば、自身で電源の確保ができます。
アウトドアのテント等を利用すれば、プライベートな避難スペースができるので、避難生活をより快適に過ごせるかもしれません。
災害時でもあわてない、電源は自ら持ち運ぶ…そんな時代になりつつある今日この頃、ソーラー式ポータブル発電機「発電バリバリくん」は一家に一台あるべき必需品になりそうですね。