こんにちは。テクニカルサポート部です。
毎月の電気料金、皆さん気になりますよね。
いままで使ってきた家電の消費電力を見直したり、新しく購入を検討している家電の節電能力を見比べたり・・・。「電力の自由化」に影響を受ける電気料金と共に、いまや「節電対策」はさらに身近で重要なキーワードとなってきました。
実は、水素水サーバー「水素ごっくっく」には、節電モードとECOモードという2つの機能を標準搭載しています。今回は知る人ぞ知る、そんな2つの機能についてご紹介致します。
【 節電モード 】
あらゆる施設の営業時間終了後、あるいは皆さんがぐっすり眠っている時間というのは、残念ながら「水素ごっくっく」から水素水を汲んでもらえる頻度が落ちてしまいます(当たり前ですが・・・)。
これをあえてもう一歩踏み込んで捉えますと、飲まない時間帯の水素濃度が高い必要はない(!?) = 更なる節電チャンス!!。そんな発想のもと、「節電モード」は生まれました。
節電モードに入るには・・・
サーバー正面上部、右から2番目のECOボタンと、右端の冷水ボタンを同時押ししてください。
真ん中のHボタンが点滅を始めます。この状態が「節電モード」です。通常稼動に戻すときは、同じくECOボタンと冷水ボタンを同時押ししてください。
※Hボタンが消灯(水素発生機能・サーキュレーションシステム 共にOFF)の状態下では、節電モードにはなりません。
「水素ごっくっく」は光センサーを搭載しています。サーバー正面上部にある5つのボタンのすぐ下です。真ん中に小さな丸い窓があるのをご存知でしょうか。ここが光センサーなんです。
節電モードの状態においては、15秒間この光センサーが光を感知しない場合(つまり室内が真っ暗のときです)、水素発生機能とサーキュレーションシステムがストップします。併せてサーバー正面上部にある5つのボタンのLEDの明るさも1/2に減少します。
逆に光センサーが光を感知している間は、通常時と同様に水素発生機能とサーキュレーションシステムは稼動し、ボタンのLEDも通常の明るさに戻ります。
確かに「節電状態」ではあるのは間違い有りません。ただオススメできないポイントというのが「サーキュレーションシステムがストップ」するという点です。皆さんご存知の通り、ROろ過したお水は劣化しやすいお水です。またそのRO水の鮮度を可能な限り保ち続けることができるのが、弊社独自技術のサーキュレーションシステムとなります。夜間だけとはいえこのシステムがストップするということは、サーバー内RO水が徐々に劣化していく可能性へと繋がります。(※ご利用頻度や設置環境によって差はあります)
ユーザー様からしますと、更なる(若干の)コストダウンをとるか、あるいは通常稼動の安定性をとるか。この二択になるかと思います。とはいえ私たちテクニカルサポート部としては、節電モードの使用はあまりオススメできません・・・。
【 ECOモード 】
基本的にエコな仕様の「水素ごっくっく」ですが、そのなかでも最も電力を消費するのは「温水機能」です。ECOモードは、サーバー背面の温水スイッチ(HOT SW)がONの状態のまま切り替えることなく、温水機能を停止させることができます。
通常稼動時にECOボタンを押すと、下の画像のような状態となります。
ECOボタンが点灯し、温水ボタンが消灯します。 ※ECOモードON = 温水OFF(背面HOT SWはONのまま)
温水タンクに入っているお水(お湯)も、既にROろ過されたものです。「水素ごっくっく」ではその水をとても高い温度に保っているからこそ、温水タンク内の劣化を抑えています。結果として温水機能をOFFにすることは、節電モードと同じくタンク内の劣化の可能性を高めてしまいます。
特殊なケースとして、数あるごっくっくユーザー様の中でもごく稀に、冷水と併せて大量の常温水を利用されるユーザー様がいらっしゃいます。そちらでは温水機能をOFFにすることで本来の温水タンクから常温水としてお飲み頂いているようです。ここでポイントとなるのが「大量の」というところ。タンク内のお水が劣化する隙さえも与えないくらいたくさん出して、飲んで頂いているということです。メーカー冥利に尽きますね・・・。
しかしながら、これはあくまで特殊なケースでのご利用方法です。そのほか大多数のユーザー様におかれましては、ECOモードを使用せず、冷水温水共に稼動させた通常の状態でお使い頂きたいというのが、私たちテクニカルサポート部のささやかな願いです。
【 うっかりECOモード 】
ECOモードについては、意図せずうっかり押してしまうというケースも少なくありません。というのも、割と多い「温水が温まらない」や「温水ボタンが赤くならない」といったお問い合わせの原因が「ECOモード ON!」だからです。
そりゃ正面の5つのボタンのうちにしっかりと並んでいますからね・・・。うっかりもあります・・・。(すみません・・・。)
この点は弊社の今後の商品開発においても、設計の段階から大いに着目すべき点である考えています。
さて、今回は「節電モード」と「ECOモード」に関する情報のご紹介でした。少し長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございます!
今回ご紹介したどちらのモードにおいても、「水素ごっくっく」の日々のご利用頻度があまり高くないユーザー様ほど、比較的サーバー内のお水の劣化が早いように見受けられます。これは設置場所ごとに環境は千差万別のため、必ずしもすべてのユーザー様に共通していることではありませんが、やはり通常稼動が最もご安心頂ける状態である可能性は高いと考えています。
とはいえ、私たちも不要な機能を搭載したつもりではないことをご理解頂けますと幸いです。
なんだか言い訳がましくなってしまいましたが、お伝えしたいことはひとつです。
安心してください。水素ごっくっくは通常稼動でも充分エコですよ。
次回もお楽しみに。
テクニカルサポート部