「遺伝子組み換え(GM・GMO)」皆様も一度は聞いたことがある言葉だと思います。身近な例では、納豆やポテトチップスの原材料欄を見てみると、「大豆」「じゃがいも」などいちばん先頭に来る原材料に『(遺伝子組み換えでない)』といった標記があります。
その良し悪しについてはまずさておき、今回はこの「遺伝子組み換え」がどういったものなのかご紹介したいと思います。
遺伝子組み換えとは
何世代もの交配を繰り返す従来の『品種改良』とは違い、遺伝子組換えとは、私達人間が利用できそうな性質を持った遺伝子を発見し、それを別の生物のDNAの中に組み込むことを指します。
優れた品種を交配させる(かけあわせる)ことを、人類は古くから行ってきました。しかし、従来の交配が同じ種(稲と稲など)、または近縁の種(ロバと馬など)同士の掛け合わせなのに対し、遺伝子組み換えでは、ほうれん草の遺伝子を豚に組み込んだり、サソリの遺伝子をキャベツに組み込むこともできます。
遺伝子組換えは、植物でも、動物でも行われています。作物で最も多いのは、除草剤をかけても枯れないという「除草剤耐性」をつけるものです。除草剤をかけると他の雑草はすべて枯れ、「除草剤耐性」をつけた作物だけが生き残るというものです。次に多いのが、害虫を殺す毒素を持っている「殺虫性」です。これは、食べると害虫が死んでしまうという性質を作物に持たせることができます。
除草の手間が省け、雑草に養分を横取りされることなく、害虫被害も抑えることができるため、生産するという観点では、これらはとても便利であると言えるかもしれません。
世界中が注目
しかしこういった性質を持った作物を、私達人間が食べても大丈夫なのでしょうか?
その危険性を主張した有名な実験結果があります。「フランス セラリーニ教授 遺伝子組み換え」などのキーワードで検索してみてください。これは2012年9月に公表されたもので、当時は世界中に衝撃を与えました。
この実験に対しては次第に賛否両論広がっていったようですが、その後現在に至るまで、遺伝子組換え作物の健康への影響については、主にアレルギーや発がん性といった観点で世界各国で議論が続いています。日本においても報道番組等で定期的に取り上げられるテーマであることは、皆様もご周知の通りかと思います。
仮に「良いか悪いかの結論を出すのはまだちょっと・・・」というかたも、せめて今後も情報収集を欠かさないことだけは、最低限おすすめしたい所です。
すぐに始められる簡単な対策
さて、これまでの情報をふまえ、遺伝子組み換え作物というものを私たちはどのように考えたらよいでしょうか。ここで、遺伝子組み換え作物の危険性を重要視する方においては、まず知っておいて損はない4つのポイントをご紹介します。
遺伝子組み換え食品から、あなたを守るための4つのポイント
- GM作物の表示義務がない醤油・大豆油・コーン油・コーンフレーク・マッシュポテトなどはオーガニック商品を買うか、大豆やコーンを原料としない油を使用する。(オーガニック認証商品は遺伝子組換え作物を一切含んではいけない)。
- 私達消費者には実態が見えにくい、食品添加物を多く含む加工品やインスタント食品は極力避ける。
- 日本で流通しているGM食品(8品種)を原材料とする32種の加工品やインスタント食品は極力避ける。
- GM作物は家畜の飼料にされる場合が多いので、動物性の食品はできれば信頼できる専門店で購入する。
最後に・・・
まずは上記の4つのポイントを抑えて、今日から、今から出来ることを初めてみましょう。
翔栄ウエルネスのグループ店舗「ビセットプラザ」では、遺伝子組み換えでない野菜や果物を使ったコールドプレスジュースを販売しています。「安心・安全」かつ素材本来の味と栄養素がぎゅっと詰まったコールドプレスジュースをお試し下さい。
また翔栄ウエルネスでは、ビセットプラザで使用している機械の家庭用サイズ版「エンジェルジューサー」を取り扱っております。気になる方は是非お問い合わせ下さい。
コールドプレスジューサー
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低速で回転するスクリューで、熱を加えず(コールド)、果物や野菜に強い圧力をかけて(プレス)果汁を抽出する電動式ジューサーです。
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